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2021.08.13
クリスマスマーケット

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

ジュエリー業界にもクリスマスシーズンがあります

 

クリスマスにはデパートなどの店頭で

ジュエリーをお買い求めになるお客様が多い

 

ですから、多くの小売店様は

クリスマス用に在庫を発注なさいます

私たちメーカーはその製作のために

だいたいお盆過ぎくらいから

繁忙期に入ります

 

クリスマスの比重は小売店様によって違い

他の月の2倍程度の売上のお店もあり

年間の1/3にもなる小売店様もあるそうです

 

 

ですが、このクリスマス繁忙期

だんだんピークがなくなってきました

 

ブランド様の方針で

クリスマス依存をなくしたい

そういう意図もあるそうですが

図らずして、毎年毎年

クリスマスの売上は漸減しているそうです

 

私たちメーカーとしては

悲しいやら、うれしいやら

 

繁忙期に伴う残業は

職人の離職につながります

どうしても納期が決まってますから

納品のめどが立つまでは帰れないので

ひどい時はひと月の残業が100時間

 

クリスマスの売上が他の月に、

もし、分散できるならば

これほどありがたい話はありません

 

ですが、実際は

分散できている分もあると思いますが

消えている分もあると思うのです

 

とても残念です

 

 

でもどうして

クリスマスが消えているのでしょう?

 

若い人が減ってきているからですか?

 

それとも

ジュエリーを贈ることがなくなった?

 

若い人はワリカン文化だそうですから

クリスマスだからって

男が一方的にプレゼントすることがない?

 

そもそも異性と交際する人が減ってる?

 

よくマーケット雑誌などに言う

携帯代に可処分所得を取られて?

 

なんだか、こうやって理由の候補を書き連ねると

全部の要素が当てはまっているように思えて

ちょっと悲しいですね

 

 

たしかに

クリスマスに男性がジュエリーを贈るマーケット

っていうのは減ってるかもしれませんが

 

その代わりに増えているマーケットもあります

女性の自己購入です

 

クリスマスにもご自分でお買いになられる女性

多いと思います

 

女性の就業率が上がってる

ってことは可処分所得は増えているし

 

お仕事をすれば

ストレスも溜まります

お買い物で発散する方もいらっしゃる

 

だから自家需要は

今後もますます増えると思います

 

 

それにほかの商品でも同じだと思いますが

マニアなお客様が増えるのでは?

 

コレクション的に

ジュエリーをご購入なさるお客様も増えるのでは?

 

ジュエリーをお好きではない女性も増えるでしょう

でもその代わりに

マニアも増えるのでは?

 

だから、今までには考えられないような

ディテールにこだわるユーザー様や

ロングテールなジュエリーのニーズ

 

例えば、ちょっと専門的になりますが

大きさよりも品質にこだわった

0.1ctでも「IF」クオリティーのダイヤのニーズとか

そういう新しいニーズが生まれるのではないでしょうか

 

 

また、すでに

服飾や化粧品では現れていますが

ジェンダーレスな購入者が増えるので

ジュエリーも購入されるのでは?

 

アプローチが難しいマーケットですが

とても有望なマーケットだと思います

 

 

実際に現れている新しいマーケットとして

石マニアに向けて

世界中の宝石を石でユーザーに

直接ネットで販売する

そういうマーケットが活況を呈しているそうです

 

 

そう思うと、ジュエリーのマーケットには

以前と変わらないユーザーに加えて

新しいユーザー層が多数加わってくる

 

個人的には、

日本は縮んでも

ジュエリーマーケットって縮まない

古いマーケットは縮んでも

新しいマーケットが補う

そう思います

 

 

デザインって繰り返します

 

今売れているデザインも

ルーツはアンティークにあることも多く

30年前に売れたデザインが

また売れたりすることもあります

 

ですが、同じデザインでも

全く同じではありません

 

すこしづつディテールが違い、

シェイプが違ったり

ボリューム感が違ったり

昔よりマイルドなカーブになったり

 

それは時代に合わせて、

というよりも

新しく生まれているマーケットに合わせて

変化しているのかもしれません

 

 

私たちメーカーに求められることも

ただ単に作るだけではなく

変化が必要なのかもしれません

 

例えば

多品種少量に低コストで対応する

手間のかかる製作方法をあえて取る

お客様の業務機能の一部を担う

研究開発人材のいっそうの養成

などなどです

 

お客様から指示されたから動く、

のではなくて

自らその変化を察知して

お客様のニーズの先を行けるような

そういうメーカーになれたら

ベストだと思います

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/


2021.07.08
営業がいない会社

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

当社はジュエリーメーカーです

それもブランド顧客専門の

OEM専業メーカーです

 

社員はほとんどが

専門技能を持つ専門職ですが

営業マンはひとりもいません

 

顧客企業様を訪問する社員はいますが

営業ではなく

商品開発の専門社員か

量産計画の専門社員がうかがいます

 

お客様の中には

「製作現場と直接やりとりしたいので

 営業を会社に来させないでください」

 

そうハッキリ言う会社さんもあります

 

そこまで言わないにしても

当社のお客様がメーカーに求めることは

値段交渉

商品紹介

などではなく

商品開発と量産、なので

営業が介在する意味がないんです

 

納期管理や修理、開発など

お客様に必要な対応は

営業ではなく

専門の部署の社員がします

 

 

先日、こんなことがありました

 

とある事件を起こしてしまった同業者さん

この会社もブランドOEMメーカーさんで

売上が大きいことでジュエリー業界で有名

 

個性的な風貌の社長さんで

一代で売上ナンバーワンの会社を築きました

 

そのせいか、やっかむ人も多いらしく

良くないウワサもときどき聞きました

 

そこに事件は起きたので

「つぶれる」

「大手****と取引停止」

みたいなウワサが流布しました

 

 

ある人とゴルフ練習場でたまたま会って

雑談してたら、この会社の話題になって

 

「あの会社は****と取引できなくなる」

 

ウワサをまにうけてるようです

 

当社は同じジュエリーメーカーですが

扱う品質や価格帯

つまりは方針が違うので

全くこのメーカーさんとは利害関係がない

 

だけれども

やってることは同じなので

会社の仕組みは似てると思うのです

 

だから思うのですが

いくら事件があったにしても

****様もそう簡単には

取引を解消しようとは思わないはず

 

なぜなら

この問題を起こしたメーカーさんも

組織で顧客企業に対応することで

得意先の現場の社員さんから

 

「必要と信頼を勝ち取ること」

 

を至上命題にしていることは

OEMメーカーとして当社と変わりはない

そう思うからです

 

このメーカーさんは

ひとりふたりの営業が、営業じょうずで

この****様に好かれたから

売上が大きくなった、のではないのです

 

もしかしたら営業は嫌われていたにしても

組織で顧客の必要を満たすような

そして、他の会社では満たせないような

代わりが効かない取引の価値を

提供していた

 

だから****様と大きい取引をしていた

そう思うのです

 

****様にとっても

このメーカーさんとの取引を停止すれば

強みの一つが消えることになる

少なくともデメリットは大きいでしょう

 

だから

そうかんたんに取引を停止するとは

私には思えないのです

 

 

根拠のない「取引停止」説を話したひとは

ジュエリーの卸会社の社長さん

営業で問屋さんに売り込む仕事なのでしょう

 

私たちメーカーとは「強み」が違うので

このへんの想像ができなかったのだと思います

 

さらにこの方がおっしゃるには

 

「きみにはチャンスでしょう

 ****の売上を取れるよ」

 

「・・・・・・」

 

ありえない話です

だって当社とは製品に対する方針が違う

だから****様とは取引がないのですし

 

そもそも対組織の取引は

得意先の必要を満たすための組織づくりは

担当営業を交代すれば済むような

かんたんな話ではありません

 

そうかんたんに代替がきくような

そういう単純な仕事をしないように、

他がかんたんにはできないことを

得意先に組織で提供する

 

そうメーカーは心がけます

 

だから

よそのメーカーさんの売上が

増えようと、減ろうと

上場しようと、倒産しようと

 

当社にはまったく、影響はないでしょう

 

あるのは、自分の会社の

私も含めた社員の専門レベルが

高まるのか、他社と同じなのか

お客様企業に

評価されるのか、されないのか

 

この問題だけだと思います

 

 

この話を聞いて、少し安心したのは

こういうウワサを平気で信じる社長さんが

多いってことは

当社のライバルは少ないかもしれない

 

少し、そう思いました

 

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/


2021.06.09
販売促進の見本

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

先日、奥様がおっしゃるには

 

「誕生日のプレゼント

 ライザップでよろしく」

 

いかほどで?

 

「30万かな」

 

もうすこしお安いものにしていただけませんか?

 

 

ダイエットって

そんなにお金がかかるものなんでしょうか?

 

もしお金がかかるものなら

お金を払わなくなったらリバウンド?

意味ないのでは?

 

 

わたしの周りには、奥様以外にも

ダイエットなさりたい方が

いらっしゃいます

 

そういう方の多くは

食事に気をつけていらっしゃいますし

サプリとかを飲んでます

 

ある強者は

「TV通販でも雑誌でも

 やせるってものなら全部買った」

「でも効いたものはひとつもない」

 

 

わたしの個人的な意見ですが

ダイエットって

食事はあまり関係ないのでは?

 

最も有効な方法は

運動だと思います

 

たとえ毎日揚げ物食べたって

毎日焼肉だったって

毎日運動してればやせるでしょう

 

でも運動する時間がなかったり

苦手だったり

めんどうに思うのか

 

多くの方が運動以外に方法を求めます

特に、サプリみたいな

楽して痩せる方法を求めます

 

いろいろ工夫する方を見て

その結果も長期にわたって見てますが

結論

運動以外に方法はないと思います

 

なぜか、その運動を選択肢から除外して

いろいろ工夫する人が多いのですが

なぜ敢えて最も有効な方法を外すのでしょう

 

 

周囲を見渡せば

明らかなことですが

体型を維持している人は必ず

ほぼ絶対と言ってもいいと思います

 

運動してます

 

サプリで、食事で

体型維持できてる人って、います?

一時的でなくて

10年単位で

います?

 

食事を減らしたり、

太りにくいものを食べて

体重を減らすことはできるかもしれませんが

維持できないのでは?

健康的とは言えないと思いますし

 

 

ある友人もダイエットしていて

運動をすすめたのですが

 

「30分走っても消費カロリーは

 ご飯茶碗半分だけ」

「それなら運動より、

 食事制限の方が有効」

 

理屈としてはそうかもしれませんが

現実として

走れば体重は減ります

カロリーの演算よりも

結果から帰納した方がいいのでは?

 

 

わたしの通うプールもそうですが

常連さんで太っている人はいません

 

ときどき

「はじめてかな?」「ダイエット目的かな」

という方もいらっしゃいますが

たいてい1ヶ月もちません

ここにダイエットの難しさがあるのでしょう

 

 

そんなこと、言われなくてもわかってる

 

そういう声が聞こえますが

失礼いたしました

 

 

でも痩身薬とかサプリとか

そういうものは売れると思います

たくの奥さまもいろいろお買いになっています

 

 

わけのわからない機械も売ってます

 

先日イオンモール行ったら

「乗ってるだけで痩せる」

「振動で運動と同じ効果が得られる」

そういうボードを売ってました

 

5万円!

 

スケボーみたいなボードが発する振動が

身体に伝わり

その振動で痩せるんだそうです

 

思わず販売の方にお伺いしたのですが

 

「運動と同じ効果があるなら

 このボードに乗るだけで

 伝わる振動だけで

 汗をかくのですか?」

 

残念ながら黙ってしまって

ご回答いただけませんでした

 

それでも

広い店内でこの機械ひとつを売ってるんですから

相当な実績があるんでしょう

 

 

 

販売促進は、

「お客様に購入したメリットを

 イメージさせることが大切」

 

そういう風に言われます

 

ダイエットにまつわる製品って

ダイエットの要求があるお客様に

かんたんに「メリット」を想起させます

 

だから売れるのでは?

 

 

反対に

「プールで週に5〜10km泳ぐ」

 

必ずやせる方法ですが

お客様にメリットはイメージさせにくいでしょう

むしろ、苦しいイメージ

 

習慣的に運動している人は

ダイエットが目的ではなく

大会出場や記録が目的の方

運動自体が目的の方が多いはずです

体型維持は副次的なものです

 

ですからイメージの方向が違います

 

 

ダイエット関連製品は

メリットをお客様に想起させやすく

さらに

お手軽さもメリットとしてうったえやすい

 

効果とかは別にして

ある意味

販売促進の見本ではないでしょうか

 

ここまで強力な販売促進

できる商品群ってなかなかないと思います

 

 

奥さま

おことばですが

やせるためならお金じゃなくて

運動をおすすめします

 

わたしが泳いだり走ったりする時

ごいっしょにいかがですか?

週イチでもかまいません

半年後には必ずやせてます

 

へんなサプリ買うなら

そのお金はプール代にしてください

 

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/


2021.05.25
書架

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

先日知り合いの弁護士の事務所に行きました

 

顧問をしてくださっているので

お仕事の話だったのですが

 

執務机の後ろの

書架に目が行ってしまいました

 

 

本って人を表します

 

どんな本を読むのか

どんな本を読んできたのか

それがわかれば

どういった方面に興味があるのか

そこから

その人の仕事の性質や

考え方も想像つきます

 

 

例えばですが

弁護士さんですから

法律関係の本が多いのは当たり前ですが

そのなかでも目につくのが

普通の実用的な法律書だけでなく

冤罪とか誤審とか自白とか、に

関連する本が目につきます

 

ここからこの弁護士さんは

「正しくありたい」

そういう理想をお持ちだと想像できます

また理想主義者だと理解できます

 

 

普通の歴史関係は少なかったのですが

戦後の日本に関する本が多い

きっと、民主主義に関して

一家言お持ちだと思いませんか?

 

また

英文解釈の参考書が多いはなぜでしょう?

なぜパール・バック「大地」の原書が?

 

きっと

新しいことや未知の分野に、

チャレンジしたいという意欲をお持ちで

自分への自信と、可能性を信じてる

ということは

現状に満足するだけの人ではありません

 

 

小説の傾向でもわかります

 

宮本輝がずらっと並んでいて

村上春樹がちょっとだけ

三島や谷崎などもなく

藤田宜永系統もないことから

正統派ロマンチストだろうと

容易に想像できます

 

 

私と違うのは

ノンフィクション物があまりなく

サイエンス物もないので

当然新書類がほとんどない

地政学、外交関連もありません

ここから、

自分の知らないことを知るより

人間の「考え方」に興味があり

物事に対する姿勢を知りたがる

そういう方ではないかと思います

 

 

いかがですか?

さらっとお持ちの本を並べるだけでも

この弁護士さんのひととなりが

手にとるようにわかりませんか?

 

 

わたしの書架は、この先生と全然違います

書架はジャンルごとに分かれていて

 

地政学関係で書架の一角を占めますし

中国関連書、サイエンスノンフィクション

日本社会解説物、歴史物などで

書架の一段をそれぞれ占領されていますし

もちろん経営関連の棚もあります

一時期凝っていた

SF小説やハードボイルドなどもあります

学生の頃に読んだ小説も大切に並べてあります

 

 

書架にその人は如実に現れるので

わたしの家に来れば

わたしの考え方や興味の方向は

すぐご理解いただけると思います

 

ある意味自己紹介などより

リアルに、正直に、

書架は人を表すのではないでしょうか

 

 

実はジュエリーもそうです

お持ちのジュエリーはその方を

あらわすこともあります

 

 

ジュエリーの作りの良し悪しは

裏側に端的に表れますし

宝石を留める爪に表れます

 

素材の傾向や

作りの傾向などから

メーカーの意図は汲み取れますし

そこから敷衍して考えれば

どういうお店でお買いになられたのか

想像できます

 

きちんとした作りのジュエリーを見れば

廉価であるはずはないので

デザインと併せて考えれば

お求めになった方の人となりも

想像できます

 

 

ジュエリーも、本と同じように

作る人によって、

考え方によって

品質や方向がさまざまです

 

本は題名で選ぶのではなく

著者で選びますよね

 

ジュエリーは作った工房名はでません

ですが

良いお店、良いブランド様は

良い取引先をお持ちです

ジュエリーはお店で選ぶもの、

そう思います

 

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/


2021.05.11
「バブル」の影響?

こんにちは

いつもありがとうございます

 

ジュエリーに関するよく受ける質問に

 

「ダイヤっていくらするの?」

 

ダイヤは品質や色、大きさなどで

値段が全然違います

だから

 

「品質でちがう・・」

 

こう答えるしかないのですが

 

でも

ダイヤに詳しくない人でも

「ダイヤは品質に差がある」

「大きい方が高い」

こういうことはわかっているものです

 

ではどうして先ほどの質問をするのでしょう?

 

それは、本当に聞きたいことは

こういうことだと思うのです

 

「ダイヤって、仕入れてから店頭に並ぶまでに

 価格は何倍になってるの?」

 

この質問のウラに

「ジュエリーの流通は不透明」

「原価がわからない」

 

そう思っている方が多いのだと思います

 

 

確かにそうかもしれません

ですが、ジュエリーだけでなく

一般に製造物の原価って

わかりにくいのが普通じゃありませんか?

 

自分でお乗りのクルマの製造原価知ってます?

豚肉の製造原価知ってます?

 

ふつう知らないと思います

 

それに、製造原価って

どこまでを言うのでしょう?

 

材料費?

製造工賃は含むの?

製造する設備の費用は?

作る人の給料は入れるの?

 

クルマって

ほとんど鉄とアルミとプラとゴムでしょう

材料費だけなら数万円では?

 

豚肉だって

子豚の値段って

精肉の1%未満では?

 

 

こんなふうに

製造原価を知らないことは

ふつうに起こりうることですが

 

ジュエリーと

クルマや肉との違いは、何か、

と言うと

 

「信頼度」の違いだと思います

 

多くの方が

「ジュエリーってなんかあやしい」

「不透明」

「ボロもうけしてる」

 

そういうイメージがあることが、

くだんの質問を導き出してる

のではないでしょうか?

 

 

そう皆さんが思うのもうなずけます

 

たしかに、昔は

変なヤカラも多く

あやしい業者もいっぱいいましたから

そう思われても仕方がないかもしれません

 

メーカーにも

卸でも

小売店にも、

儲けるためならウソだって平気

そういうのがウヨウヨいました

 

 

昔、父の会社で営業をしてた頃

卸業者が主催するホテルでの

「ジュエリー販売会」

ここにメーカーとして参加して

販売をしてました

 

ウチはまじめにちゃんとしてましたが

 

ふっかけた値段設定で

売れればいいから

品質なんか関係なし

そういう業者もいました

 

一部のそういう業者が

お客様の不信を招いたのだと思います

 

 

ですが今は

そういう業者はほとんどいないと思います

 

そういう

後を考えない売り逃げ業者の多くは

仕入先も販売先も

結局は信頼しません

 

その多くは淘汰されたと思います

 

 

いまだに、

「バブルの頃は・・・」

と懐かしむ業者がいます

 

いつかまたその頃に戻る、

そういう期待を持っているのかもしれませんが

そういう方は、

この20年の変化をわかってない

 

「バブルが弾けたから

 売り上げが悪くなった」

 

のではありません

1990年以降に私たちに起きたことは

 

「ファミリービジネスが消え

 企業が生き残った」

 

これが最も大きい変化であって

バブルの崩壊なんか

2次的災害みたいなものです

 

個人経営の「ジュエリー屋」が淘汰され

企業マインドを持つ

「ジュエリー企業」

だけが生き残っています

 

 

皆さんの周囲でも、個人経営の

定食屋さん

ラーメン屋さん

などが徐々に消え、

企業が運営する外食店が生き残っていませんか?

 

同じです

 

「お客様に信頼されるしくみ」

これを追求したジュエリー企業だけが

時間に耐えて

存続することができている、と思います

 

 

ですから、ご安心ください

 

いまは

ヘンなものをふっかけて販売する

そういう業者は淘汰されています

 

 

私たちジュエリー業者が

心がけねばならないのは

 

一般の方には

まだまだ、そういう昔の悪習のイメージ

それが残っている

 

とても難しいことですが

信頼をお客様から得られるように

業界として考えないと

自らマーケットを縮めることになりかねない

そう思うのです

 

 

当社も、メーカーとして

バカッ正直です

 

ウソをついて品質をごまかしたり

表示がいいかげんだったり

お客様に間違ったことを伝えることは

ありません

 

もちろん

お客様から信頼を得てビジネスをする

その前提だからです

 

そして、こう思うからです

「素晴らしいお客様とビジネスするには

 こちらがお客様にふさわしくなければ

 取引できない」

 

ですが、ウチはちっぽけなメーカーです

 

だから、本当はふさわしくないのですが

気持ちだけはふさわしく

信頼を得られるように

バカッ正直でいるんです

 

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/

 

 

 


2021.04.13
タイ工房の未来

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

当社にはタイにも工房があります

 

J-oneをスタートさせたのは2007年ですが

その3年後くらいに

タイでの製作を始めていますから

もうかれこれ10年

 

最初は大変でしたが

今は

当社になくてはならない存在です

 

 

「どうしてタイに?」

 

よく聞かれますが

タイって欧米の工房の進出が早く

職人の基盤があるし

 

宝石を産出するので

研磨技術も発達していました

 

だから

ジュエリー製作の基盤があるんです

 

皆さんがタイに旅行すると

バンコクの中心地にある

「シーロム」って行きますよね

 

シーロム近辺には

ジュエリー業者だけが入居するビルがあって

大きな高層のビルも2つある

それくらいあの辺には

ジュエリー業者が集まっています

 

 

「安く作りたいから?」

 

いえ、人件費を抑えたいより

少子化の影響が

ジュエリー製作に大きく陰を落とす、

このことがわかっていたからです

 

いずれ日本では、作り手が減る

それも劇的に減る

 

少子化というのは加速度がつくもの

だから、

日本では職人の採用・育成がむずかしくなる

 

このことがわかっていましたので

いずれいつかは海外に工房を作り

日本の工房と連携するしかない

 

選択肢がなかったんです

 

 

 

これはウチだけの事情じゃありません

宝飾業界全体の問題です

いずれ職人不足に悩む

 

今は、奈落の入り口です

 

今の少子化なんて、まだ生やさしい

 

若い女性の減少に加えて

将来の税負担の重さから

出産を控える人が増え

少子化は加速度がつく

 

さらに働き方改革で

技術習得型の仕事では

育成が余計に難しくなる

 

 

おそろしいことに、

ジュエリー製作みたいな

技術習得に年齢の壁がある仕事では

ほかの業界から

中高年を受け入れる、ってことが

できません

 

だから、

自動運転が実用化されても

車がEV化されてネット販売になっても

ロボットが配膳するようになっても

AIが進歩しても

 

あまり良い影響はないでしょう

 

 

もし対策を取らなければ

高い費用で外部に生産委託するか

もしくは

品質は諦めるしかないと思います

 

中国人とインド人の業者が

手ぐすね引いて、待ってると思います

 

 

当社の得意な

「高品質」かつ「量産」では

他社に生産委託したら

強みが全くなくなってしまいます

 

このことがわかっていましたから

創業間もない頃から

タイで足場を探していました

 

 

 

日本のジュエリー企業で

タイに工房を持つ会社って

意外に少ないんです

知ってる会社ではウチ以外に2社

 

最近では興味を持つ人も多くて

 

「タイの安い工賃を使って

 安い製品を作っている?」

 

いえ、基本的に

日本と同じものを作っています

悪かろう安かろうは作ってません

 

 

「タイの人はルーズ?」

 

いえぜんぜんルーズじゃないです

熱心な仏教徒が多いせいでしょうか

むしろ日本人よりまじめ

一生懸命に働いてくれます

 

 

「タイの人はすぐ辞める?」

 

たしかにすぐ辞める人もいますが

定着する人も多く

家庭の事情がない限り、辞めません

 

 

「タイの方が技術が劣るんでしょ?」

「日本の技術がタイに流出?」

 

いえ、全然劣りません

むしろ、石留め方面では

タイの方が上

 

日本が教えることは技術ではなく

検品のレベルであって

教えるというよりも

むしろ「目を合わせる」感じです

 

甲府の下請け工房さんには

言うと怒られそうですが

タイの方が技術レベルは上です

 

 

今、タイ工房は

ウチの仕事だけで手一杯

 

だからよそ様の仕事ができないのですが

 

将来は受けることができるはずだし

そういうニーズもあるでしょう

 

外の世界を知れば

自分たちのレベルも知見も、

また人材レベルも上がって

もっと良くなるでしょう

 

だからタイの工房には

将来独立してほしい

 

他の会社の仕事を受託してほしい

 

そう願っています

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/

 


2021.03.26
半貴石事情

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

宝石はダイヤモンドが有名ですが

 

「貴石」、「半貴石」と

カテゴライズされる宝石もあります

 

貴石は

ルビー、サファイヤとエメラルド

 

半貴石はいっぱいあって

アクアマリンとか

タンザナイトとか

ガーネットとか

ざっとあげても30種くらいあります

いわゆる、色がついてる宝石です

 

 

感覚的にですが

今、作るジュエリーの99%くらいは

ダイヤモンドを用いています

残りは、

サファイヤとルビーがほとんど

 

アクアマリンや

トルマリンなどの半貴石は

今はほとんど使いません

 

ウチだけかもしれませんが

マーケット全体がそうだと思います

 

というのは

 

半貴石を扱う業者さんが

とても少なくなったからです

 

もしニーズがあるならば

輸入販売する業者さんも多いはず

 

実際、以前は多かったのですが

あるときを境に

まるで売れなくなって

業者さんも減りました

 

 

今では

日本人で輸入する人はいなくなり

インド人が流通のほとんどを扱います

 

専門のインド人が

アフリカあたりで原石を買ってきて

インドのジャイプール近辺で研磨

それをバンコクに集めます

 

それが日本に入ってきてます

日本に入る多くの半貴石も

インド人が牛耳ってます

 

 

モノがいいならば

誰が持ってこようが

文句ありません

 

ですが、

インド人の持ってくる半貴石は

きれいとは言いがたい

 

用いる原石がそもそも問題で

曇って傷が多かったりするものが多く

カットも、

色の薄さを厚みでごまかすような

ぽってりカット

 

こういう、きれい、と思わない宝石を

使って作るジュエリーが

美しくなるわけがないんです

 

そもそも、美しくないものを

「宝石」と呼ぶのか?

という疑問さえわきます

 

 

だから、納得のいく品質のものを

自分で輸入しました

 

ドイツの宝石研磨の街

「イーダー・オーバーシュタイン」にある

老舗の研磨工房から

きれいな原石と

しっかりしたカットを施した

「美しい」半貴石を輸入して

自分のところの製品にしました

 

これです

 

 

 

 

これは「グリーン・ガーネット」、

下は「タンザナイト」といいます

 

 

驚異的に美しくありませんか?

初めて見た時、わたくし

心が震えました

 

石にチカラがあるので

製品がいっそう引き立ちます

 

ダイヤの白さとグリーンが対比して

とても鮮やかです

 

 

このドイツの工房は

香港で知り合ったのですが

日本の展示会に出たことがあるそうです

 

ところが、こんなにきれいなのに

全く売れなかった

 

なぜかというと、

値段が高いからです

インド物の5倍くらいするからです

 

きれいな物は高いのが当たり前で

宝石は、本物なら、天然なら

必ず、値段なりです

 

そういう品質を求めた結果

日本のマーケットでは

それなりの半貴石しか輸入されなくなりました

 

 

 

これらの半貴石のリングは

お客様の1社に提案させてもらいました

 

でも残念ながら

あまり売れないかもしれません

 

きれいじゃない「宝石」が

長く日本で流通してきましたので

そういう宝石しか知らないユーザーは

ダイヤ以外に魅力を感じていません

 

こういう美しい本物があることを、

ごぞんじない

だから

ダイヤばかりをお買い求めになります

 

だから今は

あまり売れないでしょう

 

でも、少しずつ、

少しずつでも

この美しさを知る人が増えれば

少しづつ、これらの宝石のファンが増えて

きれいな宝石の輸入が増えるでしょう

 

 

私たち、

ジュエリーにたずさわる人たちの

もっとも大切な使命は、

 

「ジュエリーのファンを増やすこと」

 

そう思うから

自分で輸入して

わかってもらえるお客様に

ご紹介しました

 

もう一度お見せますね

 

これは「マンダリン・ガーネット」

心ときめくオレンジ色じゃありませんか?

 

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/

 


2021.03.13
おじさんの役割

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

最近ジェンダーギャップの話題が多いですね

 

私たちの工房も女性が多いんです

 

昔は職人、っていうと

だいたい男性だったのですが

今はむしろ、

女性の方が多いんです

 

ジュエリーは女性に親しみやすいものですし

根気がいる仕事ですから

女性の方が向いているのかもしれません

 

ですが昔は女性を

職人で雇うことはありませんでした

なぜかというと

女性はまず100%結婚退職したからです

 

職人の場合一人前になるのに、

最低でも2、3年はかかりますが

そこまで投資して結婚退社されたら

育成費用が全部無駄になりました

 

だから女性は採用できなかった

 

しかし今は違います

結婚しても退職しなくなりましたので

女性も採用します

 

「女性は結婚退職するもの」という、

ある意味、差別の意識が

女性自身の中で

薄れたからでしょうか?

 

 

私自身は作ることができないのですが

見ていると

男性と女性では、職人の仕事でも

得意な方面が違うようです

 

男性のほうがだいたい手早く

女性の方が丁寧で根気がある

 

男性の方が個人差が激しく

女性の方が当たり外れが少ない

 

 

今の風潮では、こういう、

男女性差を話題にすること自体が

すでに女性蔑視らしいのですが

 

では、なぜ銀行の窓口は女性ばかりで

融資担当は男性ばかりなのでしょう?

 

これはこれで、

論議を呼びそうな課題ですが、

事実として得意方面は違うと思います


 

 

私自身の理解では

男女には生物的な違いがあることを

正しく理解して

その差を比較蔑視しないことが

ジェンダーギャップの考え方

 

でも今の世間の風潮では

男女に差がある、そのこと自体を

意識することがバツ、らしい

 

ヘンな話です

 

男と女では

生物的な差があるのは

誰が見たってわかりますし

 

人類が生まれて以来

男と女には役割の差があって久しい

だから考え方や行動特性に

差があって当たり前だし

なかったら今の進化をしていません

 

事実を見ないことにして

表面だけ、そういう形、にしておく方が

よほど罪は重いと思うのですが・・

 

 

もし男女の性差を取り上げることが

ポリティカル・コレクトネスに反するなら

 

女性の特権を女性自身で問題視すべきです

 

女性であることを売るビジネス

AKBなんとか、みたいなのも

女性蔑視にあたるのではありませんか?

 

 

そもそも、

男女差を取り上げることの根源は

 

「人間は平等であって、

 個人間の差である、性、人種、年齢、能力

 などを取り上げることが差別」

 

そういう考え方

ポリティカル・コレクトネス

が根っこでしょう

 

ならば、

女性であることを前提にした職業

若さや容姿を利用した広告

年寄りを差別する高齢者優遇

個人の能力を試す就職採用試験

なども全部差別では?

 

当然、

「男らしくない」

「かわいい」

「東大ブランド」

「若く見える」

こういう発言も差別発言でしょうし、

 

もっと言うなら

 

「頭脳明晰」

「容姿端麗」

「老若男女」

あたりも5年後には差別発言になりそうです

 

 

先日、とあるミーティングでの

女性社員の発言に

 

「かわいい、という言い方は

 差別イメージがあるので

 使用を控えてる」

 

この発言に、

衝撃を受けたのは私だけのようでした

 

 

事実を見て見ないふりをし、

フタをするだけの風潮って

正しいのでしょうか?

 

 

さきほどの「根源」自体が

政治的なイメージを追求する

ポリティカル・コレクトネスだから

実社会を見ないお題目に過ぎません

 

日本の政治では、

本来議題とすべき「国の行く末」を論議せず

揚げ足取りの議題ばかり

だから、失言ばかりを取り上げ

PCばかりがとりだたされますが

意味のあることではありません

 

接待だの失言だのを大問題にするなら

謝罪だの罷免だのの前に、

資質に疑問符のつく政治家がなぜ選出されたのか

その「選出方法」の抜本改革を議論して欲しいです

 

本質を話さないから

PCみたいなわけのわからない話が

議題になってしまう

 

ジャーナリズムも指摘すべきです

日本ではすでに報道の自由はなく

本質をついた記事は書けなくなって久しいですが

 

「こんなの意味ない」

くらい書いて欲しいです

 

 

アメリカが「平等」に神経質なのは

「神の前ではみな平等」という

キリスト教精神からだそうですが

その平等は、キリスト教徒においてのみ

なのだそうです

 

昔はキリスト教徒でなければ

選挙権さえなかったそうです

 

そのアメリカを見習って

平等意識を持っても

少し違うと思います

 

 

一見正しそうに見えても

内心へんだなって思うことってあります

そういうことに

「間違っている」

「おかしい」

とハッキリいうことが

おじさんの正しい在り方だと思うのです

 

 

若さばかりを偏重するいま、

おじさんの意見は軽んじられていますが

若さに対する偏重が

意見の軽さを正当化しています

 

空気を読まずに

正しいと思うことを

主張することこそ

おじさんの役割だと思っています

 

 

性差をなくす方向に行けば

社会の単純化と平準化

その先にある無気力化に向かう

そうなることは目に見えています

 

ちなみに

単性生殖できる生物は

全て単純な構造と行動特性を持つ

カタツムリみたいな生物ばかりです

 

このままいけば

日本は間違いなくカタツムリ社会

 

あんまり想像したくないです

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/

 


2021.03.02
フェイク?

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

コロナで生活や仕事が

ネットに比重がかかってきませんか?

 

当社の顧客企業様でも

「ネットの売り上げがいい」

と、皆さまおっしゃいますし

 

1社、ネット販売専業のお客様は

すごい勢いで伸びていらっしゃいます

 

こちらのお客様は、

ネット販売に特化していらっしゃいますが

多くのネット販売ジュエリーと違って

品質にこだわっています

 

ネットでユーザー様に品質をご理解いただくのは

現物を見ていただけないのですから

至難の技だと思うのですが

信頼いただいている、とのことです

 

仕事の根幹が「信頼」なのは

どんな販売でも変わらないんですね

 

 

たくの奥さまもネット漬けです

 

寝る時もごらんになられていらっしゃいますし

ちょっとしたことをお調べいただくのもネット

お選びになられるレストランもネット

 

いーんですけど

最近へんな情報をネットで仕入れてきて

それで生活が乱される場合があります

 

 

こないだ、朝食の時

子供に甘いものを食べさせようとします

朝から急激に血糖値を上げたら

肥満のもとだし、

健康によくないのでは?

 

「だって、脳を活性化するには

 糖類を取る必要があるって

 ネットに出てた」

 

あのー、お言葉ですが

糖類が食べたまんま、

脳に行くわけないでしょう

 

砂糖だろうが肉だろうがパンだろうが

消化されて、栄養素に分解されるから

脳に行くのは

脂質や炭水化物みたいな栄養素では?

 

それって

健康ブームと少子高齢化で

消費量が恐ろしく減った砂糖メーカーの

フェイクニュースでは?

 

 

また、奥さまは最近乾燥機がお好きです

衣類は天日で干しません

ぜーんぶ乾燥機

それも、超高温で長時間

 

「だって、乾燥機を使えば

 ダニが全滅するって、

 太陽光だと裏に回って生きてるって」

 

あのー、お言葉ですが

なら昭和の方はダニだらけだったんでしょうか?

 

それって乾燥機を売りたい電機メーカーの

フェイクではないんですか?

わたくしの大切なニットがボロボロなんですけど・・・

 

 

奥さまにひとこと申し上げますと、

 

書いた人が誰かわからないような

責任を取る人がわからないような

そういう文章や記事は信用できないので

信じないでください

 

お願いします

 

 

最近、Epoch Timesっていうニュースが

メールで来ます

 

おそろしく過激で

「私たちの動画はYouTubeで削除される」

「コミュニストから・・・・」

記事内容もかなり右より、というか極右

 

おもしろいからときどき読みますが

ここまで偏った報道もできるんですね

物事は見方によるのかも

 

アメリカ事情に詳しいわけではないので

報道は事実なのかどうか

わかりませんが

おそらく見解の違いであって

ウソを報道しているのではないと思います

 

極右があるなら

極左の似たようなニュースもあるのでは?

両方読んでバランス取らないと

事実がどこにあるのか

わからなくなるような記事です

 

トランプさんがしきりに言ってた

「フェイクニュース」って

この手の見解の相違なのかもしれません

 

 

奥さまの読まれた記事って

極右の流すニュースと

どちらが信頼できるのでしょう?

 

ニュースでも

「悪貨は良貨を駆逐する」のでしょうか?

 

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/


2021.02.09
ノブレスオブリージュ

こんにちは

いつもありがとうございます

 

 

J-oneはものづくりの会社です

 

特に丁寧に、品質の高いジュエリーを

量産することが得意です

 

量産では、100本作っても

ひとつひとつが同じになるように

個体差がないように作ります

 

何回作っても、

作る人が変わっても、

同じものができなければなりません

 

これってけっこうむずかしい

 

 

優れた職人、っていうと

道具を工夫したり

やり方を変えたり

効率を追求するから

手際がよく、仕事が早い

 

そう思われるかもしれませんが

 

量産の場合

意外とそういうことよりも

愚直さ

そういうことの方が大切です

 

同じことを繰り返し

それでも飽きずに同じように作業する

そうしないと、同じものができません

 

スタッフみんなが同じ方向を見てる

そういうことがとっても大切です

 

 

効率を追求する工夫

経営的にはそうして欲しいのですが

結果的には

「愚直さ」の方が作るものが安定していて

その安定がお客様からの信頼に

つながっている

そう思います

 

人間を見る場合でも

要領のいい人よりも

どちらかというと愚直な人のほうが

安心感を覚えませんか?

 

 

最近、不思議に思うのですが

 

日本医師会って

お医者様の団体ですよね

 

ってことは

とても頭のいい人たちの団体のはずです

 

わたくし、頭のいい人ほど、

自分の損得よりも

全体のことを考えるもの

そう思っていました

 

 

50年前、アメリカとの防衛協定の更新の際

日本中でデモが起きましたが

反対運動は学生が中心ですし

そのトップの東大では

学生がストライキ

 

そういう社会的な問題を

個人の損得ではなく

お国のために反対運動をしました

 

頭がいい人ならではの行動です

 

 

今の医師会のトップの世代は

その学生運動をした人か

少なくとも、その精神を知る人

 

それなのに、どうして、

日本の頭脳の代表のひとつ、日本医師会は

日本の国益よりも

自分たちだけの、医師のためだけの

利益を追求するのでしょう?

 

私にはこれが不思議でしかたがない

 

 

国民の医療記録

いろんな検査や医療履歴や投薬履歴を

データベース化してクラウド化すれば

検査費用は節約できるし

同じことをしなくて済む

 

そうすれば

収入の倍以上を毎年使う国家予算を節約して

毎年45兆円にものぼる医療費の何割かを

国の将来のために

足りないと言われている基礎研究費用や

未来を担う子供のために

使える

 

ところが

医師会はこれに大反対

理由は自分たちの診療報酬が減るから

しなくても済む検査や

重複した診療をした方が

もうかる

 

同じ理由で

ネット遠隔診療も反対

医療費の老人負担増も

財政が破綻しそうなのに反対

 

日本医師会は強力な政治団体です

日本中の医師が自民党に投票する

だから自民党も

どれほど国が赤字を出そうが

日本医師会に便宜を図ります

 

 

こういう頭のいい人たちが

自分の都合だけを言うようになったら

もう日本はおしまいでしょう

 

わたくしのようなおバカさんが

自分の利益を公益より追求するのは

しかたがありません

おバカさんはそうしないと

生きていけない

 

 

昔読んだ小説で、ノーベル賞作家の川端康成

かの有名な「伊豆の踊子」

この中で、主人公と道中を共にした旅芸人が

 

「私たち無学のものにはわからない」

 

そう言って、これから学を修め

国のために働くようになる学生を

励ます部分があります

 

これは、その裏に

無学な者は余計なことに口を挟まず

黙って自分のことだけを行い

学を修めた優秀な人に社会のことを委ねる

 

学を修めた人は、自分の得失ではなく

社会のために働く

昔はこういう暗黙の社会契約があったから

成り立つ話です

 

フランスの「ノブレスオブリージュ」も

対象は違えども

意味するところは似ています

 

 

今の日本では

国の未来のために働くはずの知的ノブレスが

社会の末端のように、自らの利益に走ってる

 

これでは国に未来があるわけはありません

 

アメリカにいいように利用された後

中国の属国として

技術と国民貯蓄を吸い上げられても

しかたがないかもしれません

 

 

少し興奮してしまいました

 

私もこの旅芸人と同じで

無学で浅薄な考えですから

社会のために働けるような身分ではありません

自らの利益を追求するのが精一杯の社会の末端です

えらそうなことは言えません

 

でもひとこと言いたくなりました

 

ありがとうございました

 

株式会社J-one

代表取締役 島田逹己

http://www.j-one-net.com/


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