LIBRARY
こんにちは
いつもありがとうございます
狩猟採集社会の時の食べ物が
人間にはベスト
そういう考え方ってあります
農耕社会になってから
まだ2000〜3000年しかたってない
だから人間の体は
まだ狩猟採集生活の時からあまり変化してない
だから現代人は
炭水化物、塩分、砂糖、油分
を多く取りすぎてる
そういう考え方
なんとなく納得できます
ならば、
シャンプーって人間に必要?
よく、抜け毛対策に
(壮年男性は特に気にしますから)
「毛根まで清潔にすることが大切
だから毎日シャンプーしましょう」
そう言われていますよね?
もし人間の体はまだ狩猟採集社会のまま、
ならば
毛根を清潔に保つ必要ってあります?
狩猟採集社会では
たとえ毎日水浴はしていたとしても
シャンプーはしてないでしょうから
毛根は清潔にしなくても
髪の量には関係ないのではないでしょうか?
狩猟採集社会でも
ストレスや年齢や遺伝の影響はあったでしょう
でも、毛根の清潔さと髪の量って
基本関係ないのでは?
これって石鹸会社のフェイク・ニュース?
何かの本で読んだことがあるのですが
カツラは人毛が最も高級なんだそうで
欧州のカツラ業者が珍重したのは
インド奥地の女性
なぜなら、生まれてから一度も
シャンプーなどの化学合成物質を髪に付けたことがなく
水で洗うだけだから
最も美しい髪を維持できているのがインド人
確かに私が子供の頃って
毎日洗髪する習慣はありませんでした
たしか、2日に1回くらい
統計データ的にはどうか知りませんが
昔の方が洗髪回数は少ないのでは?
100年前って絶対に少なそうですが
薄毛の方って
今よりも多かったのでしょうか?
シャンプーって清潔感を売ってるだけで
もしかしたら
人間にとって本来は必要ないのでは?
そんなこと言っても
たとえシャンプーがどうであろうが
現代女性にとって、
毎日洗髪しないなんて
考えられないと思います
たとえ、シャンプーが不要だとしても
奥様に、娘に、
「毎日の洗髪は無意味」
って言える方は少ないと思います
ジュエリーって男性からすると
「必要ないもの」
そう思っている方って、
大変残念ですが、多い
ジュエリーって
農耕社会が始まり
人間社会に格差が生まれてから
富の象徴として生まれたもの、
ではありません
狩猟採集社会の時から
まだ人類がアフリカを出る前から
装飾品はありました
美しいと感じる知能
それを身につける気持ち
言語の発達と同じように
人間の進化とともにあったのが
ジュエリーです
狩猟採集社会の食事を推奨するなら
ジュエリーの人間心理に与える存在価値を
男性諸氏におかれましても、ぜひ認めて欲しい
欧州では中世だけでなく現代でも
特にハイソな方々では
男性でもジュエリーは普通です
ですので
ぜひクリスマスには
ジュエリーをよろしくお願いします
ちょっと論理が強引すぎるかな?
でもね、インドって薄毛の人って少ないですよ
これは事実です
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
秋は落ち葉ですね
当社の前の通りがイチョウ並木なので
今の季節は
毎朝、落葉を掃除します
イチョウの葉って
濡れてたり乾燥してると
ほうきでは掃きにくいので
手で拾ったり
違う種類のほうきを使い分けたり
効率よく、朝の掃除時間内で終わるには
けっこうむずかしい
だからこの時期だけは
すこし早めに始めたりします
困ったことに
イチョウの木の下は別の植栽になっていて
その上にもイチョウの葉が積もります
これは、ほうきでは無理なので
手で、一枚一枚拾います
同じ通りを眺めてみても
植栽の上のイチョウを取り除いてるのは
ウチだけ
植栽の上の葉を取り除くって
あまりやらないことなのかもしれません
もしかしたら
通りを行く車のドライバーさんに
「変な奴」
と思われているかも・・・
私はもともと、ものぐさ、だったのですが
ある時期からこういう手作業を
「めんどくさい」って
思わなくなってしまいました
20年くらい昔の話ですが
父の会社でジュエリーの製造卸をしている時
毎年毎年、売上が10%以上減ってました
わたしは跡取りとして
「このままでは倒産するかも」
そういう危機感を抱いていました
業態転換をしなければ
新しい事業を始めなければ
いつか倒産する
そう思っていましたが
何をしたらいいのか、
まるでわかりませんでした
まるで目の前に見える崖っぷちに
じわじわと後ろから押されている
そんな思いでした
何をしていいのかわからない時が
一番苦しいものです
やるべきことが決まったなら
その努力は
苦しくもなんともないものです
そういう悩んでいる時って
アタマがおかしくなるのかもしれません
急に会社の掃除を始めました
それも徹底的に
毎日毎日、朝1時間くらい
4階建てのビルの
各階のトイレ掃除から、柱から
階段の壁
全部の机の裏
コンセントの内側まで
とにかく手が入るところはすべて
徹底して掃除してました
1年くらいやってたと思います
社員さんたちには
「あいつ、気が触れた」
って、思われてたかもしれません
掃除している時とか
何かの作業に没頭している時って
アタマが空っぽになりませんか?
悩んでいる時って
そういうトランス状態が楽なんです
悩みから抜け出したいから
単純作業に逃げてたんです
その後、1年くらいして
ようやく観念して
今のOEM事業を始めようと思って
計画を練りはじめました
わたし、
その時からそうじが嫌ではないんです
むしろ自分から進んで
やりたがります
この植栽の上のイチョウの葉、
舞い落ちる一枚一枚の葉は
毎日お客様から頂くご注文、
そんな気がするので
ずっと落ち続けて欲しい、
そんな気さえするんです
トラウマって恐ろしいですね
家でも、自分の部屋はもちろん
休みは風呂場やトイレや
ほかにもいろいろ掃除をしますし
洗濯も自分の分は自分でします
悩むことに比べたら
体を動かして済むなら
こんな楽なことはありません
もしかしたら
水泳や木刀の素振りみたいな
単純なことの繰り返しを好むのは
この時のトラウマが原因かな?
ここが私の原点なのかもしれません
逃避が原点だとは思いたくはないのですが・・
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
ゴルフって難しいですよね
やってる方っておわかりだと思いますが
ぜんぜんうまくなりません
ひとりで練習できるので
そういうこともあって
先生に教わらずに、ひとりで、
ここが悪いのか?
あそこがって
もしかしたら道具があってない?
そんなふうに悪戦苦闘する方が多いと思います
練習場で、他の人を見ていて
「みなさん私と同じだなー」
みーんなひとりで練習していて
先生について教わってる人って、皆無
練習場にはレッスンプロがいて
お願いすれば教えてくれます
1回1000円くらいです
私も以前、教えを乞うたことがあるのですが
3、4回でやめました
ヘタなのにどうしてって?
こういうレッスンプロって
基本教えない
少しだけ指摘したら
あとは見てるだけ
なぜ教えないのか
不思議なのでわからないのですが
たぶん、
生徒がすぐうまくなったら
次に来てくれなくなる、
お金払ってくれなくなる
だからゆっくり教えるのでは?
以前、地元で有名な不妊治療のお医者さん
なぜかここに通うと、妊娠するのは
通い始めてから、きっちり1年後
そんな話を聞いたことがあります
すぐ妊娠すると、お金をもらえないから
しっかり1年分払ってもらってから妊娠させる
そういううわさでした
通う本人は切実な問題だと思うので
ひどいな〜
そう思ったのですが
もしかしたら
ゴルフのレッスンプロも同じかも
すぐうまくなったら困る
だからゆっくり教えて
1年分レッスン代もらう
わたくしとおなじで
レッスンやめた方、多いと思います
先日、ゴルフのレッスン動画見ました
いままで動画って、
インドで暇なときに懐メロ見るくらいで
ほとんど見たことがなかったのですが
すごい!
なにがすごいって、
最初から端的に問題点を解説
そして
練習方法を丁寧に解説
で、タダ!
まずタイトルが
特定の問題を抱える人にささるタイトル
「ボールが飛ばない人」
「右にスライスで悩む人」
「アプローチショットが・・・」
そういう動画を見る人は
たいがい同じ悩みを抱えてるから
指摘が端的
端的じゃないと見ないし
ちょっと見て、わかりにくかったら、パス
だから
練習場のレッスンプロみたいに
小出しにしてたら
誰も見ない
動画のレッスンは視聴数を稼ぎたいので
ユーザーの支持が大切
だから指摘が端的でとにかくわかりやすい
「スマホ+三脚で自分のスイング自撮りしなさい」
「で、この動画と比べて、学びなさい」
「ポイントはここ!」
「こうやって練習しなさい!」
なるほど〜!
わかったぁ〜!!
練習場のレッスンプロって
近いうちにほとんど廃業するのでは?
おそろしいことですが
お客様の立場に立って
お客様のメリットを考えていない仕事って
淘汰される
そういう法則に従ってます
お客様の利便性より
自分の利益を優先すると
いつか知らないうちに
お客様がいなくなる
そういう法則は
わたくしたちのジュエリーも同じです
わたしはゴルフは死ぬほどヘタですが
この法則は、遵守しています
目先の利益よりも
お客様のメリットを追求する
だから、私たちジュエリーメーカーの使命って
「ユーザー様に喜んでもらえるジュエリー作り」
「ジュエリーのファンを増やすこと」
この2つに尽きると思います
だから当社の理念の中に
「美しい製品はお客様を幸せにします」
ってあるんです
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
コロナで仕事パターンの変わった方
多いと思います
私もインドへ行かなくなりました
インドに行けなくなったので
ダイヤの仕入れは
メールとWHAT’S UPでオーダーしてます
インド人にある程度おまかせで
何とかする以外方法がないのですが
何とかなるから不思議です
あれだけ、
元のロットの選別に時間をかけたり
カットの悪いものをアウトさせたり
値段交渉に時間を取られたり
自分で少しでも黄色味のある石をアウトしたり
少しでもきれいな石を仕入れようと
いろいろな可能性を探っていましたが
今までの方法ができないとなると
今度は別の視点から探らねばなりません
今までの人脈と関係をフルに使って、
出来る限り「相手に」
動いてもらわねばならなくなりました
ただ、まかせて、たら
インド人は何するか分からない
かといって、
できることは限られる
でも何とかなるからおもしろいですね
他のダイヤモンド屋さんは
どうしてるんでしょうか?
国内での仕入れがほとんどないので
分からないので想像ですが、
こういう時って
在日インド人のダイヤモンド屋さんが
強いと思います
特にマルワリ(ジャイプール出身)ではなく
グジャラティ(ムンバイ)
以前より徐々に日本人輸入業者を
隅に追いやってきましたが
このコロナで
より一層、インド人である強みを
発揮するのではないでしょうか?
日本人輸入業者も、以前から
在庫が足りない時や
インドに行けない時、
知り合いの在日インド人から
在庫を融通してもらっていましたが、
このコロナ禍、
在日インド人に頼ることが
増えたのではないでしょうか
「コロナで世の中が変わる」
そういう言い方がありますが
私は
「コロナが5年先の未来を引き寄せた」
そう思ってます
コロナだからって
今まで良かったものが悪くなったり
ダメだったものが良くなったり
まるで違う価値観になったわけじゃありません
良かったものが、より強く
ダメなものが、より弱く
通常ならゆっくりと進んだはずの変化が
コロナで早まっただけ
だから今の現実は
何もなかったならば、5年後だった現実が
いま現れている
そう思います
ダイヤ輸入の世界で言うなら
インド人に牛耳られるのは
5年後だったのに
コロナ危機でそれが早まった
ネットでの購買で言うならば
コロナがなければ5年後だったはずの
ネットへの荷重が
突然今になった
コロナってタイムマシン
ジュエリーの製作は
コロナ禍でも、まるで変わりません
アタマで考え、デザインして
原型を打ち合わせ
その原型を何回も作り直して
サンプルを仕上げては
ダメなところを発見して
また最初からやり直し
CADができて手間が省けても
やることは同じだし
そうしないと
良いものができるとは思えません
人間の経験と
好き、と言う気持ち
良いものづくりには
欠かせないし
5年後もまるで変わらない、
そう思います
そして、
そういうことに安心感を覚える人
そう言う人が多いことも変わらない
そう思います
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
ウチの会社の隣の道は一方通行です
裏にゲートボール場があったり
温泉が併設されたりしているので
よくお年寄りが車で通るのですが
この一方通行を逆行する人もいます
わざとではないと思いますが
これを見とがめて、
「ここはイッツウだぞ!」って
怒る人もいます
ハタで見ていて
自分に迷惑がかかるわけじゃなし
怒ることはないんじゃないかな、
そう思うのですが
怒る人が少なくないので
口には出さなくても
心中では怒ってる人も多いのかも、
そう思います
インドでも
同じようなシチュエーションを見たことがあります
インド人の場合は、怒るのではなく、
「きみ〜、ここは一方通行だよ〜」
って笑って教えてました
他人との距離感がインド人は近いんです
だから、間違えた方も
「ありがとー」って、笑顔
中国でもありますが
お国柄でしょうか、
他人の交通違反にはまるで反応せず、
完全無視でした
他人のことにはまるで関与しません
以前、中国のニュースで見たのですが
車に轢かれた3歳くらいの女の子が
怪我して泣き叫んでいても
周囲の人が誰も助けず死亡しました
このことを、
「モラルがない」
「民度が低い」
とニュースになっていたのですが
中国人からすると
「もし、その子を助けたりしたら
自分が怪我させたと周囲に思われるし、
親から賠償請求される可能性がある」
お国柄ですね
アメリカで一通違反を見たことはありませんが
他人とでもよく会話するアメリカ人ですから
おそらく
インド人と同じ反応では?
どうしてこんなことを書いているかっていうと
先日、女の子のTVでの発言を
ネットで批判していた人が多かったそうで
そんなニュースを見て
ネットで他人を批判した人って
この一方通行違反を「こら〜」って怒る人と
同じ心理じゃないかな、
そう思ったんです
相手はTVですから
顔も名前もわかっている人に対して
自分は匿名で批判するって卑怯
そういうこともあるとは思いますが
それはちょっとおいといて
ネットで批判した人って
他に自分の意見を伝える手段がないから
ちょっと卑怯かも、ってことはわかってて
それよりも
TVでの間違った?発言を
「そうじゃないでしょ」って
正してあげてるつもりでは?
少なくとも、
自分の意見は正しいのだから、
間違ったことはしていない
そう思っていると思います
これって交通違反に憤る人と同じでは?
この、自分と関係ない他人を批判する心理って
もしかしたら、
「正義感」
がその根拠なのかもしれない
日本人の特性なのかなって
インド人や中国人と比べて
そう考えたわけです
日本人って正義感強くありませんか?
私の友人にも「正義感」が強い人がいます
とっても後輩思いで
その後輩本人から聞いたのですが
本人のためになるならば、多少自分が憎まれても
伝えるべきことはちゃんと意見するそうです
「黙ってたら本人のためにならない」
そういう心理だと思いますが
交通違反もネット批判も
表現が違うだけで
その心理の根っこは同じだと思います
この「正義感」があるから
言っても何の得にもならない忠告をしたり
自分とはまるで関係のない交通違反に憤ったり
間違った?意見を言った人を批判したり
するんじゃないでしょうか?
これって日本人独特の心理では?
中国人の場合には、正義感よりも
損得勘定の方が先立ってしまうのかも
インド人の場合には、正義感よりも
連帯意識の方が強いのかも
そんなことを
怒ってるおじいちゃん見ながら思ってました
日本人って
正しいことをしようとする意識が強いから
だから、
一生懸命働く人が多かったり
言われなくても品質の向上を考えたり
するんだろうな
日本人のいいところって言われるところの根っこには
この正義感があるんじゃないか?
そんなふうに思いました
当社の社員さんは
みーんな、超まじめ
まじめじゃないと品質追及なんてできません
私は「真面目に働いてね」って
お願いしたことはないので
大変ありがたいのですが、
これって日本人だから?
当社のタイ工場の社員さんも
まじめな人ばっかりなのですが
タイ人の勤勉さの根っこって何なのかな?
熱心な仏教徒が多いので宗教かな?
どなたかタイに詳しい方
教えてください
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
当社はジュエリーのメーカーです
それもファブレスではなくて
自社で職人を抱える純粋なメーカーです
メーカーとはいっても社員さんは
職人だけではなくて
お客さんのところに行く人
(当社は営業職がなく、原型職人が行きます)
ダイヤの品質を検査して出庫する人
検品する人
納期調整の人
などいろんな仕事の人がいます
ほとんどの職種が
専門技能か専門知識が必要なので
部署の移動とかはありません
希望する職種で入社しますから
入社するとずっと同じ仕事です
当社の仕事は「専門」の仕事なので
ほとんどの仕事に適性が求められます
職人の場合でも
「やりたい」って入社しても、
たま〜に全然適性がない場合もあります
そういう時は、残念ではありますが
はっきり、適性がない、と伝えます
残酷なようですが
いくらやっても進歩しない仕事をして
周りから庇護の目で見られていても
本人の不幸だし、
人生の無駄だと思うからです
まあ、そうはいっても、そういうことは稀で
ほとんどの人は「やりたい」って言うくらいだから
全く問題なく進歩します
好きこそものの上手なれ、です
反対に、本人にやる気があっても
育つことが難しい職種もあります
じつは、デザイナー、がそうです
私の経験ではありますが
この30年間に何人ものデザイナーさんと
いっしょに仕事をしました
その多くの人は、
ちゃんとデザインできるようになります
製品を作れるようになります
ですが、
「売れる商品」をデザインできるようになった人は
残念ながら、ほとんどいません
誇張だと思いますか?
普通のデザイナーさんは
流行のデザインの製品は、作れるようになります
個性的な製品も、作れるようにもなります
ですが、
「売れ筋」を「作ろう」と意識して、
作れるようになった人は
いまだかつて、
お客様に在籍するデザイナー様ひとり
この方以外を見たことがありません
「流行のデザインができるようになれれば、
それでいいじゃない」
そう思われるかもしれません
ですが、売れ筋がなければビジネスになりません
結果売れた、のではなく
意識して売れ筋を作れる人が
ビジネスの根幹を支えるのです
それに、若ければ、流行の模倣なんて
誰でもできると思いませんか?
実際、若い時にはみなさん
「私はセンスがいい、流行を理解できる」
そう思っていらっしゃいます
問題は、自分で
「もう若くない」
と思い始めた時です
感覚だけに頼ったデザインをしていると
ここから迷い始めます
そして、ついていけなくなり、あきらめるんです
なんとなく、ご理解いただけました?
以前、香港のジュエリー会社
今では中国本土で巨大チェーン店になりましたが
ここの商品開発の方と話した時
「20代のデザイナーには
雑誌見せて模倣デザインだけをやらせる
デザイナーになりたがる人は多いから
給料なんて10万円も払わない
30歳くらいでほとんどクビにする」
「その中から、100人にひとりだけ
30歳以降でも使えるデザイナーが出てくる
お客さんが指名するからわかる」
「そういうデザイナーは流行とか関係なく
売れる製品を作れるんだ
給料は50万円以上払う」
そう話していました
私の言ってることと大筋、同じです
デザイナーの「適性」って
ご本人が思っているのと違うと思います
「センス」も大切ではありますが、
もっと必要なことは
「この商品はなぜ売れるのか」
「この製品はなぜ売れないのか」
売れ筋を知る、すなわち
「お客様を知る」ことに興味を持たない人は
使い捨てデザイナーになると思います
香港の人が「100人にひとり」
そう言うのもよくわかります
それほどデザイナーは難しい
正直、私はデザイナーをひとりとして
育成に成功したことがありません
それほど、難しい職種です
デザイナー育成の難しさは
当社だけの問題ではないようです
ジュエリー業界全体に共通します
どうしてそう思うかというと
製品を見ればわかるからです
私はプロです
製品を見れば、
モノの良し悪し
コスト、はもちろん
作った会社の
技術レベル
社長さんの方針
製作意図
などが嫌でも類推できます
思うに
おそらくデザイナーの育成には
どこの会社も困ってると思います
でも、こまってる、じゃ解決になりません
なんとかして
育成に取り組まないと・・・
また失敗するかもしれませんが
それでも
行動しなければ、結果は出ません
以前と違うアプローチで
長期計画で
人材を見つけて、育成します
ジュエリー作りって
おもしろいし
結果がすぐわかるし
きれいなモノができれば
単純にうれしい
そのおもしろさを教えたい
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
以前にもご紹介したことがありますが
オープン・ウォーター・スイミング
この以前のブログで
どういう競技かご説明申し上げています
こういう競技がありまして
わたくし、このレースに参加してます
今年このレースがすべてなくなりました
シロウトなりに、けっこう本気でやってたんです
毎週3回、一回2〜5km
練習してましたし、
去年タイムが悪かったので
2月から禁酒して
6月からのシーズンに備えてたんです
年間15戦のうち
参加できる7レースに
エントリー当日から申し込んでました
エントリーだけで1万円かかるんです
ところが
全部のレースがなくなりました
このあいだ、このことを嘆いてたら
奥さまに
「天下のオリンピックがなくなるんだから、
んなレース、なくて当たり前でしょ」
「そーんな苦しいレース、
お金と時間使って
なんで出るの?」
何でって、
あらためて理由を訊かれると困ります
自分でもわかりませんけど
仕事の反動だと思うんです
会社でお仕事をしていて
努力がそのまま実ることって
ありません
いくら計画を立てても
その通りに行ったことって
かつて、一度もありません
(私の計画がずさんだから?)
計画だけじゃなくて
仕事のアイデアでも同じです
10個考えたアイデアのうち
結果が出ることって
多くてひとつかふたつ
私の場合1割打者ですから
プロにはなれません
そのうまくいったひとつでさえ
当初思い描いていた、そのままって
100%ありません
何度か失敗して
方向修正して、なんとか結果が出た
そんなのばっかりです
仕事って、そんなもの?
私の場合、才能のなさで1割打者なので
他の人はもっとうまくやってるとは思いますが
基本、思い通りにはならない、ってとこは
みなさん同意していただけるのではないでしょうか
それに比べれば
努力系のスポーツって
やったことは必ず報われるので
かならず、結果は出ます
今日は調子悪いなってことはありますが
練習して報われないことはありません
自分の足りないところを考えて
新しい練習方法を考えて
やってみる
1年たてば、必ず、結果がでます
仕事の場合はどうしても
運に左右されたり
周りの事象に影響されます
スポーツではそういうことは少ないと思います
すべて自分しだい
去年、息子が居合道を始めました
その先生に影響されて
わたしも木刀で素振りを始めました
普通の木刀を上げて降ろすだけです
水泳で鍛えていたつもりでしたが
最初は50回も振れなかったんです
去年の10月からですから
もうすぐ1年
今では毎回700回くらい
振れるようにはなりました
でも、まっすぐ振れないんです
これだけ振っても、
1年たっても、
剣先をまっすぐ上げて
まっすぐ下ろせない
鏡に向かって
自分の頭を割るつもりで振るので
どう振っているのか軌道が見えるんです
同じ軌道で振れず
刃筋が毎回ちがう
先生に
「そろそろ真剣で振りなさい」
ムリです
わたし、まだまっすぐ降ろすことさえできてません
やっぱりスポーツでも才能ないのですが
それでも、
やればやっただけ、結果は出ます
先生、あと3年くらい振れば
わたしでも真剣で振れると思います
お仕事の場合、そんな風には
先の見通しって
基本立たない
経営計画に
コロナ入れてた会社ってあります?
スポーツでは、努力は裏切りません
OWSやってる人って
同じ思いの人、多いのではないでしょうか
でもスポーツじゃ
どんなに上達しても
人さまのお役には立ちません
全部自己満足
仕事だと
うまくいけば
人さまの役に立ち
喜んでいただける
こんな状況下でも
ご注文をいただけるのは
お役に立てている証拠だと思います
ほんとうにありがたいです
OWSって
レースないからって、
練習休めません
維持するだけでも大変なので
今年の目標は
とにかく練習する、です
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
先日、あるグラフィック・デザイナーさんと
デザインの打ち合わせをしました
昔、この方が独立したての頃、
いろいろお願いしていました
今は売れっ子になってしまって
値段が高くなったんじゃないか、
ウチなんかの仕事は受けてくれないんじゃないか、と
おそるおそるお願いに参上しました
今は多くのお弟子さんを抱え
デザイン会社の社長さんでもあります
センスの良い方は多いと思うのですが
この方のデザインからは
メッセージが伝わります
そんな実力のあるデザイナーさんなのですが
にもかかわらず
コロナにすごい危機感をお持ちです
「デザインは覚悟」
先行きが見えないのに
デザインみたいな形のないものに
お金をかけるのって
ある意味、覚悟を求められる
だから、デザインを依頼する人も
減るかもしれない
そういう危機感をお持ちだそうです
確かにそうかもしれませんが、
いま、デザインするって
あたりまえですよね
デザインされてないものって
ほとんどないのでは?
むしろ、デザインする、しないより
デザインの質を問われてる
作業用のユニフォームや
業務用の道具だって
機能をデザインで差別化しないと
生き残れない時代では?
少し前に、
「デンマーク家具のデザイン史」
そういう本を読んでいたのですが
その中に、
「デザインとは、ものの形をデザインすることじゃない」
デザインとは、
「生活スタイルの提案」
「生き方そのものを考えること」
そういう意味の文章を見つけました
ただ、イスを美しく作る
それはデザインではなく
どういう人が、どういう生活スタイルなのか
そのイスをどういうときに使うのか
それらをわかった上で
「こういうスタイルはいかが?」
というメッセージを伝えることが
「デザイン」
はっとしました
良いデザインとは、売れることではなく
「メッセージが伝わるデザイン」
そう考えると
わたしは何ひとつ伝えていません
「きれい」とか「かわいい」とか
そういう風にお客様が感じてくれれば・・
そういうことしか考えてない
また、わたしは
売れるデザイン=お客様の支持
そう思っていましたし、
良いデザインかどうか、は
お客様が決めること
そう思っていました
そういう私の考えは
相手まかせ、ということですから
提供する側の心意気として
無責任
作る側にはそういう責任もある
デザインって
ただモノの形を決めることじゃない
デザインを依頼する人にも
覚悟が必要かもしれないけれど
デザインをする人も
お客様が、どう使うか、
どういうメッセージを受け取るか
製品を作る「覚悟」が必要
やっぱりデザインって「覚悟」なんだな
とても勉強になりました
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
先日、親戚の葬式がありました
大往生だったので
親戚が集まっても悲壮感はただよわず
昔話がとびかっていました
葬式って
1、2時間くらい
時間を持て余すことってありますよね
母の長兄が亡くなったのですが
母の兄弟たちのおじいさん、
わたしたちのひい爺さんの話になりました
今までそんな話を聞いたことありませんし
どんなひとかも聞いたことありませんでした
だから興味しんしん
母の実家は
石和という温泉郷の旅館です
もともとは、
甲州街道沿いで旅籠をしていたそうですが
明治の終わりに鉄道が通ったので
現在の駅前通りに移ったそうです
母の爺さんですから私のひい爺さん
いとこで5代目の現社長のひい爺さんでもあります
このひい爺さんは2代目だそうですが
どうやらまともに
家業にいそしんではいなかったようです
旅館というのは、そもそも
おかみさんが切り盛りするもので
ダンナは遊びほうけてる
そういうものだそうです
母の弟にあたる叔父が云うのには
この2代目は大変な道楽者だったそうで
仲間と三人で、よりによって
東京の吉原で女郎屋を始めたそう
ということは
山梨の旅館の2代目でありながら山梨に居住せず
東京で女郎屋を経営してた
当時街道沿いにあった旅籠は
もちろん奥さんが切り盛りしてたんでしょう
このとんでもない2代目
そのうち仲間割れを起こして
女郎屋を売り払い
その金で中国大陸に渡ってしまった
道楽者でも起業精神は旺盛らしく
満州でも一旗上げて
金をもうけて帰ってきたと思ったら
今度は骨董ざんまい
「その時に漁った骨董のうち
いちばんまともそうなのが
あの”蘇我兄弟”」
大広間の入り口の正面に掛けてある日本画
べつの叔父が
「****の絵だから
もしホンモノならすごい値段」
遊び人が金にまかせて買った骨董なんて
ぜ〜〜ったいにニセモノだと思いませんか?
次の話題は
母たちの父にあたる3代目
このひとも遊び人だったそうで
叔父が言うには
「お母さんに手を引かれて
何回も父のオンナの家に行った」
「昔は一角の男は
女の2、3人はあたりまえだった」
おばあちゃんに旅館はまかせて
自分は遊び歩いていたのに
どうしておばあちゃんがオンナの家に?
「おれも小学生だったから事情はわからないけど
おやじはもうけた金を全部
女にみついでいたらしい、だから
手元にお金がなくなった時に
お金をもらいに行ったんだろう」
ほんもんのろくでなしです
この祖父の私の記憶は、戦争の話
怖いイメージしかなかったのですが
ろくでなしだったんですね
この祖父
私が生まれた頃には
なんでかこの町の町長さんやってて
そのころ掘り当てた温泉を
町長なのに
全部独り占めにしたらしい
その温泉で旅館は大成功
ろくでなしでも
事業は成功することはあるみたいです
次は今回の主役
母の長兄にあたる4代目
母いわく
「街のゴロツキの親玉だった」
「ナツコさんに旅館は全部やらせて
自分は子分引き連れて飲み歩いてた」
血筋ですね
叔父が言い訳のように云うには
「うちの男はまじめで優しい」
「だから仕事にもオンナにもまじめに貢いじゃう」
「でも変わり者が多い」
この叔父も若い時は
ブラジル移民開拓団
相当な変わりもんです
わたし、自分の血は
今まで父方の方が濃いと思っていました
親戚が言うには
「おまえは文子(母です)の血」
「文子もおじいさんそっくり」
そういうご意見は聞きたくなかったのですが
そう言われれば、
たしかに、わたくしも
先を考えない無鉄砲で
変わり者
(本人はぜんぜんそう思ってませんが)
そういう血は多いかも・・・
こういう先祖の話のあとだと
母方の血筋だとは
自分では認めたくないんですが・・・
お葬式って
こういう話って、
ありますよね
自分のルーツを見た気がしました
じつは父方でもあったんですが
またそれはべつの機会に
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己
こんにちは
いつもありがとうございます
ジュエリー業者って
特にメーカーは
小規模事業者が多いんです
メーカーでも
社員数100人を超える会社はほとんどなくて
5〜10人が一般的です
どうしてかって
私なりに考えてみると、
スケールメリット
組織のチカラがメリットとして
お客様に伝わりにくい
これが原因ではないか?
そう思っています
ジュエリーのメーカーって言っても
自分で作る会社は少なくて
多くは下請けさんに作ってもらう
だいたいが素材やコストの管理だけして
作ることは下請けさんにおまかせ
そのほうがコストが安くつくので
製品に競争力が生まれるからです
品質や作りのこだわりがなければ
外注さんの方がぜったい安い
他の業種もそうみたいです
車や電気製品、食料品なんかも
作るのは別会社とか下請け
ジュエリーも同じです
外注さんにお願いすれば
ジュエリーにつきものの
クリスマスによる需要変動、
春から夏には手が余るっていう
余剰人件費をかける必要も無くなります
また、ジュエリー関連のスキルって
組織で共有しにくい
デザインノウハウも
製造技術も
材料仕入れも
個人で蓄えるスキルなので
組織では蓄積できないし
後輩にも伝えられない
たとえばですけど
優れたデザイナーのセンスは
後輩には伝わらないので
その人がいなくなれば
新しいものは生まれなくなってしまいます
ジュエリー関連はそういう
ひと、に関わる部分が大きいので
組織になりにくい
それが小規模業者が多い理由だと思います
ジュエリーって
社長さんの考えや、好み
それが製品に大きく表れる、
そういうこともあると思います
だれだって
デザインや品質の好みってあります
デザインの好き嫌いって
親子や兄弟でも
共有はできないものです
2つのデザインのうち
どちらを選ぶのか
兄弟でも違ってあたりまえ
それは論理や定石を超えて
個人の好き嫌いの問題です
営業部長さんが好きなデザインでも
社長さんが嫌いなら不採用でしょう?
宝石の好みなんかもそうです
判断が一極集中しがち
また
判断基準が論理でなくて好悪、
だから組織的になりにくい
当社の母体は
父が運営していた老舗宝飾会社
今は私の弟が運営しているのですが
弟が社長になってから
扱う製品が目に見えて変わりました
むかし、
アンティーク・ジュエリーの講座を受講した時
山口遼さんという、
ミキモトの取締役だった方から
「品質を追求するなら、会社は大きくしたらダメ」
そう言われました
よくわかります
いいものを作るには
細かいノウハウ=個人技能の積み上げ
だから
判断を1極に集中させて
組織であやふやにしない
そのとおりだと思います
本物は組織から生まれるのではなく
個人の技能、知見、意欲、センスから生まれる
ところが、
組織にならないと、
企業としての永続性がない
早い話、
いかに優れた人材を抱えても
その人がいなくなれば
なくなる技能や売上は
会社のチカラではなく
まぼろしと同じ
この点が、
個人のチカラと組織のチカラの両立が、
ジュエリー会社の社長さんに共通する
最大の悩みではないでしょうか?
コロナでジュエリーの市場環境も
大きく変わりました
ジュエリーメーカーも選別されます
わたし、
組織力と個人のチカラ
両方をお客様から試される
そう思っています
ジュエリーは
個人のチカラが表面にあらわれる
そういう商品です
だからこそ、
優れた個人のチカラと
両立させる組織の
両方を求められる
お客様自体が
優れた組織体になっている会社
もしくは
強烈な個人が引っ張る会社
以外は生き残らない
そう思っているからです
と〜ってもむずかしいことなのですが
なんとか実現するしかない
そう思っています
ありがとうございました
株式会社J-one
代表取締役 島田逹己