ブランドを守る検品のプロフェッショナル。
品質管理に必須の「検品」は、いかなる業界においても付属的な業務と思われやすく、コスト削減の対象となりやすい工程。それゆえ、アウトソーシングやアルバイトを主体とした季節労働的なチームで行うケースも少なくありません。そして残念なことに、ジュエリー業界でもそのやり方は一般的となっていて、実は「専門知識が必要」な「プロ」の仕事であることはあまり認知されていません。
「チェーンの長さ」「わかりやすいキズ」などをチェックすることは「仕様の確認」であって「検品」ではありません。「石を留める爪の浮き・向き」「カット面の向き・色ムラ」など長年の経験があってこそ気づける部分を見定めることが本当の「検品」です。「品質」に偽りやごまかしというキズがつかないように、J-oneでは正社員を検品のプロへと育成し、専従で担当する仕組みをとっています。
ブランド企業様がプロのレベルでの検品を行えない場合、どうやって「品質」を確かめることができるのでしょうか。最終的には、製造をおまかせいただく我々が責任を持って取り組むしかないと思います。ブランド価値の向上をお手伝いすると同時に、守り続ける役目も担うこと。それがジュエリーづくりを仕事とする者に課せられた使命です。この過程に近道も回り道もありません。ただ正直に取り組むだけです。